「SWITCH」は、複数の条件を設定し、それぞれの条件に対して異なる値を返す関数です。使い方は、以下のようになります。
=SWITCH(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, …, [デフォルトの結果])
例えば、あるセルの値が数字の 1、2、3 のいずれであるかを判定し、それぞれに対して異なる文字列を返す場合、以下のように記述します。
=SWITCH(A1=1, "数字 1", A1=2, "数字 2", A1=3, "数字 3", "その他")
この例では、セル A1 の値が 1 ならば “数字 1” を、2 ならば “数字 2” を、3 ならば “数字 3” を、それ以外ならば “その他” を返します。
「SWITCH」関数は、複数の条件を簡単に設定できるため、「IF」関数を使用するよりも、記述が簡単です。また、「SWITCH」関数は、「IF」関数よりも処理が高速であることが多いため、大量のデータを処理する場合には特に有効です。
注意点として、「SWITCH」関数は、Excel 2016 以降で使用できます。また、条件式には「=」を使用しないでください。上記の例では、条件式を「A1=1」のように記述していますが、「A1=1」という条件式は「真」か「偽」を返す式であり、「SWITCH」関数では使用できません。「A1=1」という条件式を使用した場合、「SWITCH」関数は、「#VALUE!」エラーを返します。正しくは、「A1」と「1」を比較する条件式「A1=1」を使用するようにしてください。