「PERCENTILE.EXC」は、エクセルやGoogle スプレッドシートなどで使われる統計関数です。この関数を使うと、あるデータセットの中で、指定した割合の位置にある値を求めることができます。

使い方は、次のようになります。

PERCENTILE.EXC(データセット, 百分位数)

「データセット」には、解析したいデータを指定します。「百分位数」には、求めたい百分位数を指定します。「百分位数」は、0~1 の間の小数で指定します。

例えば、次のようなデータセットがあるとします。

A B
1 2
2 3
3 4
4 5
5 6

このデータセットの中で、50 百分位にある値を求めるには、次のようにします。
=PERCENTILE.EXC(A1:B5, 0.5)

これで、50 百分位にある値が求められます。

「PERCENTILE.EXC」は、Excel に標準で備わっている「PERCENTILE」と似ていますが、「PERCENTILE」は、両端の値を含むのに対し、「PERCENTILE.EXC」は、両端の値を含まないように計算されます。つまり、「PERCENTILE.EXC」は、データセットの中で、両端を除いた値を使って計算されるのに対し、「PERCENTILE」は、両端も含めて計算されます。

他にも、「PERCENTILE.INC」や「PERCENTILE.INC」といった、百分位数を求める関数もあります。使い方は、「PERCENTILE.EXC」とほぼ同じですが、両端を含むか否かが異なりますので、使い分ける必要があります。