「FORECAST.ETS.STAT」は、Microsoft Excel および Google Sheets のスプレッドシートで使える関数です。この関数は、指数平滑法を使用して作成された予測値に関する統計情報を計算することができます。

この関数を使用するには、以下の引数を指定する必要があります。

x: 予測値を計算するために使用するデータ系列。
この関数は、以下の統計情報を返します。

  • 平均予測値: 予測値のデータ系列の平均値。
  • 予測値の標準偏差: 予測値のデータ系列の標準偏差。
  • 予測値の最大値: 予測値のデータ系列の最大値。
  • 予測値の最小値: 予測値のデータ系列の最小値。

例えば、以下のように使用することができます。

=FORECAST.ETS.STAT(A1:A10)

この例では、データ系列が A1:A10 のセル範囲に格納されているとします。この場合、この関数は、指定されたデータ系列を使用して作成された予測値の平均値、標準偏差、最大値、最小値を返します。

注: 「FORECAST.ETS.STAT」は、指数平滑法 (Exponential Smoothing) を使用した予測を行います。指数平滑法は、時系列データを解析するための方法の一つで、過去の値を指数的に減衰させて、現在の値を予測する手法です。