「POISSON」は、エクセルやGoogle スプレッドシートなどで使用できる関数ですが、「POISSON」という名前だけでは、どのような関数なのかが明確ではありません。

「POISSON」という名前を持つ関数は、複数あります。その中でも、よく使われるのは、「POISSON.DIST」関数です。「POISSON.DIST」関数は、ポアソン分布の確率を計算する関数です。

使い方は次のようになります。

POISSON.DIST(x, μ, cum)

x: 起こる回数
μ: 平均出現回数
cum: 真偽値 (累積分布関数を求めるかどうかを指定)
例えば、ある期間や空間内で、平均 3 回出現する出来事が、2 回起こる確率を求めるには、次のように計算します。

POISSON.DIST(2, 3, FALSE)

これにより、2 回起こる確率が計算できます。

累積分布関数を求める場合は、cum に TRUE を指定します。例えば、ある期間や空間内で、平均 3 回出現する出来事が、2 回以下起こる確率を求めるには、次のように計算します。

POISSON.DIST(2, 3, TRUE)

これにより、2 回以下起こる確率が計算できます。

注意点として、「POISSON.DIST」関数では、起こる回数は整数である必要があります。また、平均出現回数は、正の値である必要があります。そのため、平均出現回数が整数でない場合は、小数点以下を切り捨てるか、四捨五入する必要があります。

また、「POISSON.DIST」関数は、平均出現回数が大きくなると、計算結果が異常に大きくなることがあります。そのため、平均出現回数が大きい場合は、注意が必要です。

「POISSON.DIST」関数は、ある期間や空間内で、確率的に独立した出来事が起こる回数を計算する際によく使われます。例えば、ある店舗でのカスタマーの来店回数を計算する際や、ある Web サイトでのアクセス数を計算する際などに使われることがあります。

ちなみに、「POISSON」という名前を持つ関数は、「POISSON.DIST」だけではありません。他にも、「POISSON」という名前を持つ関数があります。ただし、「POISSON.DIST」が一般的であり、他の「POISSON」という名前を持つ関数は、あまり使われることがありません。