「SKEW」は、ExcelやGoogle Sheetsなどのスプレッドシートで使える統計関数です。この関数は、標本の「偏度」を計算するために使われます。

偏度とは、標本のデータの分布の偏りの度合いを表す統計量です。偏度が正の値をとる場合、標本のデータは平均値より大きい値が多いということを示します。偏度が負の値をとる場合、標本のデータは平均値より小さい値が多いということを示します。偏度が0の場合、標本のデータは平均値より大きい値と小さい値が同じ割合で分布しているということを示します。

「SKEW」は、標本のデータを使用して偏度を計算する関数です。「SKEW」の関数式は次のようになります。

SKEW(range)
「range」には、計算したいデータの範囲を指定します。例えば、A1からA10までのデータを使用して偏度を計算する場合は、「SKEW(A1:A10)」という式を使用します。

「SKEW」を使用することで、標本のデータから偏度を求めることができます。「SKEW」を使用することで、欠損値や無効な値を無視して偏度を計算することができます。「SKEW」で計算される偏

度は、標本のデータが正規分布に従っているかどうかを判定するために使われることがあります。正規分布に従っている場合、偏度は0に近い値を取ります。

また、「SKEW」で計算される偏度は、標本のデータの分布の偏りの度合いを示すのみであり、標本のデータのばらつき具合を示すものではありません。標本のデータのばらつき具合を示す統計量として、「分散」や「標準偏差」があります。