「RANK」は、エクセルやスプレッドシートで使える数値関数です。「RANK」関数は、与えられた数値リストの中で、指定した数値がどの位置にあるかを返します。「RANK」関数は、「RANK.EQ」関数と似ていますが、数値が同じであった場合には、同じ位置を返すのに対し、「RANK.EQ」関数は、数値が同じであった場合には、その数値が複数回出現した場合には、それらをすべて同じ位置として返します。

例えば、次のように使用します。

=RANK(A1, A1:A10)

この例では、セル A1 の中にある数値が、セル範囲 A1:A10 の中でどの位置にあるかを返します。

「RANK」関数を使用すると、数値リストの中で特定の数値がどの位置にあるかを求めることができます。また、「RANK」関数を使用して、特定の数値がどの位置にあるかを求めた後に、その位置を使用して条件付き書式を設定することで、データを視覚的にわかりやすくすることもできます。

注意していただきたいのは、「RANK」関数は、引数として与えられる数値リストが、昇順(小さい順)に並んでいるものとして動作します。つまり、数値リストが降順(大きい順)に並んでいる場合、「RANK」関数は、期待した結果を返さないことがあります。そのような場合には、「RANK.AVG」関数を使用することで、降順(大きい順)に並んでいる数値リストでも、正しい結果を返すことができます。