「RANK.AVG」は、エクセルやスプレッドシートで使える数値関数です。「RANK.AVG」関数は、与えられた数値リストの中で、指定した数値がどの位置にあるかを返します。「RANK.AVG」関数は、「RANK.EQ」関数と似ていますが、数値が同じであった場合には、同じ位置を返すのに対し、「RANK.EQ」関数は、数値が同じであった場合には、その数値が複数回出現した場合には、それらをすべて同じ位置として返します。

「RANK.AVG」関数を使用すると、数値リストの中で特定の数値がどの位置にあるかを求めることができます。また、「RANK.AVG」関数を使用して、特定の数値がどの位置にあるかを求めた後に、その位置を使用して条件付き書式を設定することで、データを視覚的にわかりやすくすることもできます。

「RANK.AVG」関数は、「RANK」関数と異なり、引数として与えられる数値リストが、降順(大きい順)に並んでいるものでも、正しい結果を返すことができます。
「RANK.AVG」の関数形式は次のようになります。

=RANK.AVG(数値, 列や配列, [採用する比較方法])

使い方の例を示します。

下記のように、A列に数値を入力します。
A
1
2
3
4
5

B列に「RANK.AVG」関数を入力します。「RANK.AVG」関数の引数には、A列を指定します。
=RANK.AVG(A1:A5)

このようにすると、B列に次のようにランクが計算されます。

A B
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5