「FORECAST.ETS」は、ExcelとGoogle Sheetsのスプレッドシートに内蔵されている関数です。この関数は、指定した期間における指数平滑法(ETS)を用いて、指定した値を予測することができます。

「FORECAST.ETS」関数を使用するには、次の引数を指定する必要があります。

  • x: 予測したい値を示す数値またはセル参照。
  • known_y’s: 既知のデータを示す数値またはセル参照。これらの値を使用して、指数平滑法を実行します。
  • known_x’s: 既知のデータに対応する期間を示す数値またはセル参照。これらの値は、known_y’sに対応している必要があります。

「FORECAST.ETS」関数には、オプションの引数もあります。例えば、「alpha」、「beta」、「gamma」、「delta」、「seasonality」、「data_completion」、「aggregation」などです。これらの引数を使用することで、指数平滑法の詳細をカスタマイズすることができます。

使用例:

=FORECAST.ETS(B2,A2:A9,B2:B9)

上記の例では、「B2」に指定された値を予測します。「A2:A9」には、既知のデータが格納されています。「B2:B9」には、「A2:A9」に対応する期間が格納されています。

注意: 「FORECAST.ETS」関数は、指数平滑法を使用するため、データが指数的に変化することを前提としています。もし、データが指数的に変化していない場合は、正確な結果を得ることができません。