「F.INV」は、エクセルおよび Google スプレッドシートで使用される統計関数です。この関数は、F 分布の逆関数を求めるために使用されます。
F 分布とは、2 種類の独立した分散の比率を表す確率分布です。F 分布は、統計学でモデルの比較や分散分析によく使用されます。
「F.INV」関数を使用すると、与えられた F 値に対応する分散比率を求めることができます。例えば、F 値が 2 の場合、分散比率は 0.5 となります。
使用法:
F.INV(probability, degrees_freedom1, degrees_freedom2)
- probability: F 値に対応する確率を表す値 (0 から 1 の範囲内で指定します)
- degrees_freedom1: 1 群の独立した標本の数を表す値
- degrees_freedom2: 2 群の独立した標本の数を表す値
- 「F.INV」関数の戻り値は、F 値に対応する分散比率を表す数値です。
例:
- F.INV(0.95, 5, 10) // 0.938
- F.INV(0.99, 10, 15) // 1.062
「F.INV」関数を使用すると、F 分布のカイ二乗分布に基づいた統計的検定を行うことができます。F 分布を使用する検定には、2 群間の分散の比較や、1 群の平均値が所定の値と等しいかどうかを検定する場合があります。
F 値は、2 群の分散の比率です。2 群の分散が同じ場合、F 値は 1 になります。1 群の分散が大きい場合、F 値は 1 より大きくなります。逆に、1 群の分散が小さい場合、F 値は 1 より小さくなります。
「F.INV」関数を使用すると、F 値から分散比率を求めることができます。分散比率が 1 より大きい場合、2 群の分散は異なります。分散比率が 1 の場合、2 群の分散は同じです。分散比率が 1 より小さい場合、2 群の分散は異なりますが、1 群の分散の方が小さいことを示します。
「F.INV」関数を使用すると、F 値から分散比率を求めることができるので、これを使用して、2 群間の分散の差が有意差であるかどうかを統計的に検定することができます。また、1 群の平均値が所定の値と等しいかどうかを検定する場合にも使用することができます。
F.INV.RTとF.INVの違い
「F.INV.RT」および「F.INV」は、エクセルおよび Google スプレッドシートで使用される統計関数です。これらの関数は、F 分布の逆関数を求めるために使用されます。
「F.INV.RT」および「F.INV」の違いは、使用するプログラムによって異なります。「F.INV.RT」は、エクセルで使用される関数です。「F.INV」は、Google スプレッドシートで使用される関数です。