「TDIST」は、Excel および Google スプレッドシートで使用される統計関数です。「TDIST」は、スチューデントT分布を扱うために使われます。

「TDIST」関数は、スチューデントT分布の累積密度を計算するために使用されます。「TDIST」関数の書式は、次のようになります。

=TDIST(x, degrees of freedom, tails)

ここで、x はテストされる値です。degrees of freedom は自由度を示します。tails は、テストされる値が正か負かを示します。tails を 2 にすると、正か負かにかかわらず、累積密度を計算します。tails を 1 にすると、正の場合の累積密度を計算します。tails を 0 にすると、負の場合の累積密度を計算します。

「TDIST」関数を使用すると、スチューデントT分布の累積密度を、x の値が正か負かにかかわらず、計算することができます。

例えば、以下のように使用します。

=TDIST(1.96, 10, 2)

この例では、自由度が 10 のスチューデントT分布の累積密度を、x 値が 1.96 の場合に計算します。

T.DISTとTDIST 違い

「T.DIST」関数と「TDIST」関数は、お互いに同じ目的で使用されます。つまり、スチューデントT分布の累積密度を計算するために使われます。

ただし、「T.DIST」関数では、「cumulative」引数を使用して、累積密度を返すか、個別の確率密度を返すかを選択することができます。一方、「TDIST」関数では、「tails」引数を使用して、正か負かにかかわらず、累積密度を計算するか、正の場合の累積密度を計算するか、負の場合の累積密度を計算するかを選択することができます。

「T.DIST」関数は、スチューデントT分布の累積密度を計算するために使用されます。「T.DIST」関数の書式は、次のようになります。

=T.DIST(x, degrees of freedom, cumulative)

ここで、x はテストされる値です。degrees of freedom は自由度を示します。cumulative を「TRUE」にすると、累積密度を返します。「FALSE」にすると、個別の確率密度を返します。

一方、「TDIST」関数は、スチューデントT分布の累積密度を計算するために使用されます。「TDIST」関数の書式は、次のようになります。

=TDIST(x, degrees of freedom, tails)

ここで、x はテストされる値です。degrees of freedom は自由度を示します。tails は、テストされる値が正か負かを示します。tails を 2 にすると、正か負かにかかわらず、累積密度を計算します。tails を 1 にすると、正の場合の累積密度を計算します。tails を 0 にすると、負の場合の累積密度を計算します。