「PROB」は、Excel のスプレッドシートで使用できる関数です。この関数は、確率を計算するために使用されます。

「PROB」関数は、確率分布として使用するデータ系列、累積確率を指定することで、指定した累率確率以下の確率を計算します。

「PROB」関数の使用方法は次のようになります。

PROB(x_range, prob_range, lower_limit, [upper_limit])

  • x_range: 確率分布を表すデータ系列。
  • prob_range: 確率分布に対応する確率。
  • lower_limit: 計算する累率確率の下限。
  • upper_limit: 計算する累率確率の上限。省略可能です。

例えば、次のように計算することで、確率分布を表すデータ系列が A1:A10、確率分布に対応する確率が B1:B10 の場合、累率確率が 0.5 以下の確率を計算することができます。

=PROB(A1:A10, B1:B10, 0.5)
この例では、確率分布が 0.5 以下の確率を計算しています。

「PROB」関数は、累率確率の上限も指定することができます。例えば、次のように計算することで、確率分布が 0.5 以上 0.7 以下の確率を計算することができます。

=PROB(A1:A10, B1:B10, 0.5, 0.7)
「PROB」関数は、データの分布を確率分布として表すことができます。確率分布は、データがある範囲内にある確率を示します。確率分布を使用することで、データがある範囲内にある可能性を推定することができます。